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 本などに掲載されていない情報を調べるのは非常に興味深いのですが、素人には手を出しにくい面もあります。古本を探して歩いたり、ネットを検索したりといろいろな手はありますがこんな資料なら比較的簡単に入手できます。

 「JAEGER LE-COULTRE のカタログ」

 有名ブランドのカタログは意外に簡単に入手できる物もありますが、時計を購入しないともらえない場合もあります。海外ではコレクターによって売買されている場合もあるようですので、ご注意ください。

 JLのカタログは10年以上前からこの白くて分厚い豪華本のスタイルを貫いており、写真も情報も膨大です。とくに最近のものはムーブメントの解説なども詳しく記載されているため、資料的価値は高いです。

 2年で1冊の刊行ですが、2年待つだけの価値のあるカタログです。

「Bretling のカタログ」

 以前はブライトリング正規ユーザーには毎年送られてきていたカタログですが、最近は正規ユーザーでも販売店まで貰いに行かないといけなくなりました。

 しかし、中身は充実しており、ほとんどの時計が写真(イラスト)付きで詳細に解説されています。

 比較的数多く販売店に置かれているため、入手しやすいカタログではないでしょうか?

「OFFICINE PANERAI 解説本」

 こんなにパネライが有名になる以前に、正規代理店からいただいたパネライの解説本です。

 上の本は時計の歴史から始まって、戦時中のパネライの活躍、現行パネライの登場まで。下の本はパネライの創設からオールドパネライの解説、また現行パネライの解説も記載されています。

 現在はパネライ人気もあってパネライのムック本も発刊されていますが、以前はこんな濃い内容の本も普通に時計店でいただけました。

「古い雑誌の広告 」

 古本の中にはとても珍しく高価になってしまっている物もありますが、古い雑誌に掲載されていた時計ブランドの広告の場合、非常に安価に手に入れることの出来る場合があります。

 左の写真のように、時計の写真と解説、当時の値段まで記載されている物は、当時のカタログ代わりとなり、非常に参考になります(ちなみにこの広告ではルクルトブランドの角形ムーンフェイズが$99.50です)。

 また、当時の雑誌はかなり大きなものもあるので、額に入れて飾れば、いい雰囲気のポスターにもあります。

 とにかく、安価で入手できるのが楽しみですね。

「古い時計関係の書籍等...」

 今回取り上げた中では一番入手が難しくなるのが、こういったものになると思います。ただし、古本屋さんを何年も捜したり、ネットオークションなどをこまめに覗いたりしていれば、意外と見つけやすい場合もあります。

 この写真のカタログは古いスイス製時計の機械パーツを解説した本ですが、かなりの数の機械のイラストが掲載されているため、非常に勉強になります。

 こういう資料はyahooオークションebayなどで検索すると早く見つかるかもしれません。

 さあ、あなたはどんな資料を探すことが出来るでしょうか?

特集12


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